どうも!こんにちは、1児の数学教師です。(^o^)/
今から右脳教育の授業を始めたいと思います。
今回のテーマは【フラッシュカードを3年続けました! 感じたこと【4選】】についての内容です。
この記事の内容は
- ・フラッシュカードを3年続けてきた効果
- ・どんなルーティンでフラッシュカードをしてきたのか
- ・子どもがどんな反応をしていたのか
などをもとに息子くんの成長についても紹介していきたいと思います。
私は15年以上高校教師として数学を教えており、現在は某国立大附属高校に勤務しています。今まで偏差値40未満の学校から偏差値70以上の学校に勤務し、さまざまな生徒や保護者と関わってきました。これまでの教師生活の経験から、自分の子どもとの接し方でも自分の教育の軸をもって子育てをしています。
前回の記事から更新がストップしていましたね。
実は2023年から夜間の大学院に通っていて、それが思った以上にハードで更新をストップしていました。
大学院の話は一旦置いといて、フラッシュカードを3年続けて感じたことの結論です。
- 息子くんはギフテッドではない
- 待つを自然と覚えた
- 先を見通せるようになった
- 目を見て話をできる
この4つ(特に②待つことを自然と覚えた、③先を見通せるようになった、④目を見て話をできるようになった)は英語が話せる、九九が言える、自転車にのれる、逆上がりができるなどの目に見てわかるような表面的な能力ではありませんが、小学生、中学生と成長していく中で必ず必要になる力だと思っています。
学校の学力によらず、高校生になっても、待つ、先を見通す、目を見て話ができる、ができない生徒たちもいます。
こういった力が息子くんに完璧に身についたわけではありませんが、少しずつ身についてきたかな?と感じています。
『継続は力なり』を体現していきます
この記事を最後まで読んでいただければ、
- ・フラッシュカードを実際に3年続けた結果、子どもがどんな発達をしたのか
- ・取り組んだフラッシュカードの種類
- ・フラッシュカードを今後はどのように進めていくのかの予定
などがわかります。
自分の子どもにフラッシュカードをさせたいけど、周りにフラッシュカードを続けた人がいない、フラッシュカードを続けた結果どうなったのか知りたいという人にとってオススメの記事になっているので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
フラッシュカードとは?
まず最初にフラッシュカードについての紹介を簡単にさせてください。
七田式(しちだ式)の幼児教育の教材の1つでA5ぐらいの用紙にイラストが描かれていて、そのイラストを読みながら高速で順番にめくっていくカードのことです。様々なイラストを高速で見せることで右脳を刺激する効果があるといわれています。
七田式教育では、0~5歳のお子さまを中心に、 通常の4倍の語彙力を獲得することを目標としています。 しかし、フラッシュカードの目的は、語彙力だけではありません。 1枚1秒の高速で、大量の語彙を吸収するため、お子さまの脳を活性化し、 記憶力そのものを伸ばすことができます。
引用:七田式オフィシャルストア
3年続けて感じた変化
息子くんが3歳になり、気づけばイヤイヤ期が終わっていました。(イヤイヤ期は終わったけどワガママを言うようになりました)
息子くんも普通にしゃべるようになり、妻さんと私と会話を通してコミュニケーションが取れるようになっています。
3歳の息子くんができるようになったこと
- ・50ピースぐらいのパズル
- ・会話を通してのコミュニケーション
- ・自転車に乗れる
- ・おしっことうんちのタイミングを教えてくれる
- ・自分で服が脱げる
- ・ごっこ遊び
こうやって一覧にしてみましたが、これが
- ・フラッシュカードを続けることで出来るようになったのか
- ・保育園に先生方の支援や周りの友達との関わりで出来るようになったのか
- ・本人の発達段階、月齢などの個人差なのか
のどれかはわかりません。
おそらく、パズルと自転車以外の項目あたりは保育園のおかげだと思います。
息子くんの「自分で!」という主張もこの頃から出てきました。
ただ「フラッシュカードを3年続けました!」という記事を書くなら、こういう内容かな?と思った気づきは冒頭にも紹介した
- 息子くんはギフテッドではない
- 待つを自然と覚えた
- 先を見通せるようになった
- 目を見て話をできる
の4つだと思います。
もう少し詳しく紹介します。
①息子くんはギフテッドではない
これはギフテッドではないというだけで、発達に課題があるとか自閉症傾向があるとかそういうのではありません。
ただただ普通の子どもということです。
いろいろなカードをフラッシュしたあとに「これなーんだ?」と言っても普通に間違えます。(反復練習によって覚えてきた単語もあります)
数字のフラッシュカードも私の意図としては「数えるんじゃなくて、そのドッツが何個あるかを感覚的に掴んでほしい」というのがあります。
でも、私の息子くんは普通に「1, 2, 3, …」と数えます。
4,5ぐらいの少ないドッツのカードでも数えます。
なんなら10番台を数えるときは17(じゅうしち)と18(じゅうはち)が混ざって、16,17,19,20となります。
フラッシュカードをすることでできることは増えてきた気がしますが、現実問題としてギフテッドではないということがわかりました。
ただ私自身が天才や神童と呼ばれてきたわけではないですし、自分の子どもがそういった能力をもっていないことに落胆しているわけではありません。
息子くんが生まれてくる前は「健康であればそれでいい」と思っていたので、息子くんの能力は努力することで伸ばしていけばいいと思っています。
②待つを自然と覚えた
この”待つを自然と覚えた”というのは私自身が気づいたことではありません。
毎日息子くんと一緒にすごしているので、待てるときの息子くんも待てないときの息子くんのことも見ているからです。
いつ待つことができるということに気づいたかというと、2歳児クラスの運動会のときです。
2歳児クラス演目の後半ではクラスの子どもが1人ずつ平均台をわたって、跳び箱を登ってそこからジャンプします。
息子くんのクラスの演目で最後の大トリを任されたのが息子くんでした。
1週間前に先生からトップバッターかラストをしてもらいますと聞いていましたが、前日に息子くんはラストの大トリを務めることになっていました。
後日先生に息子くんが大トリになった理由を聞くと「息子くんはみんなが順番に平均台を渡ったり、跳び箱を登ったりしているのを最後まで待てるから」という理由でした。
フラッシュカードをするときは息子くんを椅子に座らせてカードをしますが、座らせてからカードをセットするまでやセットしたカードの入れ替えのときに10~30秒ぐらい待つ時間ができます。(何度かその時間でリズムを崩してカードができなかったこともあります)
それを3年もやっていたから自然と待つことができるようになってきたと思います。
家では待てないときの息子くんの姿も見ていますが、保育園では先生の指示を聞いてちゃんと待つことができているようで安心しました。
③先を見通せるようになった
これも保育園の先生から聞いた話ですが、保育園では先生が朝の最初に午前のスケジュールを伝えるようです。
「まずみんなで歌をうたって、そのあと公園に行きましょう。公園から帰ってきたら手を洗って給食を食べようね」
のような感じです。
公園に行ってからも「帰ったら手を洗いましょうね」のような声掛けはしていると思いますが、息子くんは”次に何をするか”がわかっているようです。
【フラッシュカードのやり方とそのアレンジ方法】でも紹介しているように、1児の数学教師家ではフラッシュカードを3セットやっています。そのときに「まず最初は動物のカードが出てきます。よく見ててください。」「次はドッツのカードで1~30までの数字が出てきます。」「最後は時計のカードです。」みたいに”次に何のカードが出てくるのか”を伝えています。
こういった声かけを続けているからか、息子くんも「次は〇〇のカード?」と聞いてくることもあります。
先を見通せるようになったのはこういった声かけの効果も少しはあるのかな?と考えています。
④目を見て話をできる
みなさんは誰かと話をするとき相手の目を見て話をしていますか?
私は職業柄3000人以上の生徒と関わってきましたが、当然相手の目を見て話をできる生徒、できない生徒がいます。
ただ、それは学力に関係ないということです。
最初に勤務していた偏差値40以下の高校の生徒でも相手の目を見て話をできる生徒、できない生徒がいました。
私は両親から「話をするときは相手の目を見て話しなさい。」と言われていたので、相手の目を見て話をすることは当たり前だと思っていました。
だから話をするときに、こちらの目を見ない(見れない?)生徒がこんなにも多いのかと驚きました。
その学校の生徒の学力は低く、発達に課題のある生徒も多かった学校なので、その子の特性なのかな?と思っていました。
今は偏差値が70以上ある国立大附属の高校に勤務していますが、その学校にも相手の目を見て話をできない生徒も一定数います。
いろいろな学力の生徒と関わってきて感じた結論は『相手の目を見て話が出来るかどうかに学力は関係ない、親のしつけの問題だ』ということです。
親が子どもと話をするときに子どもの目を見て話をして、子どもが親と話をするときにも「ちゃんとお父さんのおめめ見てお話してね」と言えば子どもも目を見て話をすることを覚えます。
フラッシュカードをするときはいつも私は息子くんの目を見て話をしていたこともありますが、「次は◯◯のカードです。よく見ててください。」と言ってからカードをスタートさせるので何かを見るということが習慣化されていたのかもしれません。
フラッシュカードを3年続ける中での息子くんとの関わり
前回の記事から更新がストップしていましたが、実は2023年から夜間の大学院に通っていました。
昼は高校教師として通常勤務、その後大学院生として夜間の授業を受けるというのを2年続けていました。
大学院入学当初は「夜に授業を受けるけど、大学院1年目で卒業に必要な単位は7割ぐらい習得できて、2年目は週1~2回の授業になるからブログも並行してできるやろ~」と思っていました。
でも実際には鬼のように課題がでる科目があったり、学校現場での実習などがあったり、息子くんのイヤイヤ期も重なったりで1度ブログの更新を捨てるという選択をせざるを得ませんでした・・・
それに加えて3月ぐらいだったか、1度息子くんとフラッシュカードをやろうと思い、いつもの椅子に座らせたら「僕、カード嫌い」と言って泣き出したことがありました。
息子くんの気持ちを優先していたつもりでしたが、どこかで無理やりカードを見せていたのかもしれないと思いしばらく朝のフラッシュカードはストップしました。
また私自身のことでも4~6月は教師としての通常勤務も大学院の授業も、学校現場の実習もあるのでその期間は自分のやるべきことに集中しようと思い、フラッシュカードをストップすることにしました。
幼児教育の根底は「子どもが楽しんでとりくむ」が1番だと思います
【七田式(しちだ式)を選んだ理由】の記事での伝えているようにフラッシュカードをやる目的は右脳教育をしたいということで、その手段でフラッシュカードを使っているだけですからね。
イヤイヤしている息子くんに無理やりフラッシュカードを見せても、フラッシュカードの効果はなくなりますし、それはカードを見せることが目的に変わっていますね。
目的と手段がごっちゃになるとだめですね
結局フラッシュカードを再開させたのは8月になってからだったような気がします。
そこからかなえちゃんA,かなえちゃんBが3周終わったタイミングで国旗のフラッシュカードを購入して国旗のカードも始めました。
国旗のカードについてはまた別の記事で紹介しますね!
フラッシュカードをやるときの注意点
私の考える注意点は2つです。
①手段と目的をごっちゃにしない
②フラッシュカードを習慣化する
①の「手段と目的をごっちゃにしない」は息子くんがイヤイヤ言ったときにフラッシュカードをする期間をしばらく開けたことにもつながりますが、息子くんとフラッシュカードをするのは右脳教育をすることが目的でその手段にフラッシュカードを採用しているだけです。フラッシュカードをすることが目的になってはいけません。だから息子くんが嫌がっているのに無理矢理フラシュカードをやっても意味がないと考えているので、息子くんがフラッシュカードに取り組む気持ちになっているときだけフラッシュカードをしています。これは子どもと接する上でずっと大切にしたいことですね。
今は息子くんと会話を通してコミュニケーションがとれるようになったので、保育園に行く前にフラッシュカードをするかどうか聞き、「する!」と言った日だけフラッシュカードをするようにしています。
②の「フラッシュカードを習慣化する」についてですが私は自分の子どもに「勉強しなさい!」とは言わないようにしようと思っています。これは勉強に関しては”放任主義”を取ろうと考えているわけではありません。「勉強するのが当たり前」という環境で育てたいと思っています。(その環境づくりはまた別の機会で話せたらと思っています。)息子くんももうすぐ自我が芽生えてくると思うので、物心が付く前に「朝はお父さんとフラッシュカードをする」というのを習慣化させるつもりです。
今後の予定
息子くんが3歳になったタイミングで国旗のフラッシュカードを導入しました。思ったほど興味は示しませんでしたが、地球儀とセットで”外国”への意識をもたせようと思っています。
数の概念が分かってきたらドッツセットに入っている四則計算をしたいな、と考えていますがまだもうちょっと時間がかかりそうです。
フラッシュカードの種類も増えてきたので、今もっているカードを短いスパンで何周もさせようと思っています。
大前提はフラッシュカードを楽しいと感じてもらうことですね
まとめ
今回の記事では【フラッシュカードを3年続けました! 感じたこと【4選】】ということで私が息子くんにフラッシュカードを3年続けた結果息子くんがどうなったかについてを紹介させていただきました。
ただ、【フラッシュカードを2年続けました!感じたこと【2選】】にも書いたように、息子くんの成長はフラッシュカードがすべてではありません。
- ・保育園での同世代の友達との関わり
- ・ままごとセット、ブロック(LEGO duplo)での遊び
- ・公園などの外遊び
- ・家族でのお出かけ
など様々な要因の結果だと思います。
- 息子くんはギフテッドではない
- 待つを自然と覚えた
- 先を見通せるようになった
- 目を見て話をできる
というのはフラッシュカードの効果が大きいのかな?と思っています。
今では息子くんのイヤイヤ期も終わり、会話を通して意思疎通ができるようになり、フラッシュカード生活を再開させています。
今後も息子くんにフラッシュカードや他の幼児教育をやってみた結果どうなったかを発信していく予定です。
それでは今日の授業を終わります。