しちだ式

フラッシュカードのやり方とそのアレンジ方法

どうも!こんにちは、1児の数学教師です。(^o^)/

今から右脳教育の授業を始めたいと思います。

今回のテーマは【フラッシュカードのやり方(工夫編)】についての内容です。

この記事の内容は

  • 右脳教育にフラッシュカードのやり方もわかったけど、マニュアル通りでいいの?
  • 何か子どもを飽きさせない工夫はないの?

という人たちに向けて、私がいつも子どもに実践している方法を紹介したいと思います。

私は15年以上高校教師として数学を教えており、現在は某国立大附属高校に勤務しています。今まで偏差値40未満の学校から偏差値70以上の学校に勤務し、さまざまな生徒や保護者と関わってきました。これまでの教師生活の経験から、自分の子どもとの接し方でも自分の教育の軸をもって子育てをしています。

私は自分の子どもが生後4カ月の頃からフラッシュカードをしています。かなり早いと感じられるかもしれませんが、幼児教育は早いに越したことはないと思っています。

七田式フラッシュカード かな絵ちゃん日本語セット

どうして自分の子どもにフラッシュカードをやろうと思ったのか?については、“七田式(しちだ式)を選んだ理由”で紹介しているので、また時間があるときにでも読んでいただければと思います。

フラッシュカードのやり方についても、別の記事でも紹介しています。

その記事にも書いたように飽きない工夫というのも必要なので、私がどんなアレンジをして、飽きさせないようにしているかを紹介したいと思います。

いつも言ってますが、工夫するにしても目的と手段をごっちゃにしないことが大切です。

今回の場合

【目的】飽きさせない

【手段】工夫する

ということです。

ただのアレンジではなく意図もあります。

1日にやるカードは3種類(各20~30枚)
  1. 数字に関するカード(ドッツ、ブロックなど)
  2. イラストカードA
  3. イラストカードB

この3種類を3周するのが1日の課題です。

1周目:①→②(両面フラッシュ)→③(両面フラッシュ)

2周目:①→②→③

3周目:②→③→①

時間は3周やって15~20分ぐらいですね。

この順番の意図は簡単に説明すれば、

1周目では両面フラッシュでイラストと文字の形をインプット

2周目では通常フラッシュで右脳を刺激

3周目では飽きないようにイラストカードを先にする

記事の後半ではもっと詳しくアレンジの意図について書いてありますのでそちらも参考にしていただければと思います。

フラッシュカードの工夫①

1日にやるカードは3種類(各20~30枚)
  1. 数字に関するカード(ドッツ、ブロックなど)
  2. イラストカードA
  3. イラストカードB

この3種類を3周するのが1日の課題です。

1周目:①→②(両面フラッシュ)→③(両面フラッシュ) ※1

2周目:①→②→③ ※2

3周目:②→③→① ※3

時間は3周やって15~20分ぐらいですね。

※1,2,3について以下に詳細や意図を書いています。

特に太字は私がポイントに置いている部分なのでしっかり意識してください。

※3

ここで②→③→①の順番になっているのは2周目が終わった段階で子どもがカードに飽き始める可能性があるからです。

私はイラストのフラッシュカードに重きを置いているので、2周目のイラストのフラッシュカードを終えたその流れのまま3周目に入りたいと考えました。

お子さんの状況によっては最後の①はやらなくてもかまいません。

アレンジの意図

そもそも私は1つのことを納得出来るまでとことん取り組みたい性格です。

勉強にしても、躓いた状態では次の範囲に行けず、しっかり理解してから次に行きたいというタイプです。

でも、周りの友人や学校の生徒などを見てみると、要領の良い友人や生徒は「ある程度理解したら、次に行く」というタイプが多いです。完全に理解してなくても気にならないのか?を聞いたこともありますが、「どうせ忘れるから、それなら次に行って、何度も反復したほうがいい」と言われ、「なるほど!」と感じたことがあります。

要領の良い友人や生徒じゃなくても、1つのことを納得出来るまで取り組みたいという人は少数派というのを個人的に感じています。

そういった理由から、1つのことをずっと続けるのではなく、楽しく、カードが飽きないようにしようと考えました。

1周目:①→②(両面フラッシュ)→③(両面フラッシュ) ※1

2周目:①→②→③ ※2

3周目:②→③→① ※3

このセットを日~土の1週間行いますが、毎日やらなくてもいいと思っています。

むしろ、毎日やっていると親も子どもも嫌になってきたり、フラッシュカードをやることが目的となる可能性もあります。

何度も書いていますが、右脳教育を自分の子どもにするのが目的で、フラッシュカードはそのための手段です。何より親子で楽しんで取り組まないといけないません。週4~5日出来ればOKです。最悪週3日しかできなくてもいいと思います。

1週間が終われば次のカードになりますがカードの中身を次のように変えます。

というように、数字に関するカードは1~20と21~50を交互にやり、イラストカードは区切りの良い範囲(20~30枚ぐらい)を1週ずつずらして順番にやっていきます。

そのとき新しいカードになった初日にも工夫をしています。

1周目:①→②(両面フラッシュ×2)→③(両面フラッシュ×2)

2周目:①→②(両面フラッシュ)→③(両面フラッシュ)

3周目:②→③→①※3

というような流れで、初日は両面フラッシュの回数を倍に増やしてイラストと文字の形のインプットを重視しています。

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英単語帳からヒントを得たインプット法

※短文を作って使い方をみせるという部分ですが、みなさんは大学受験の英語の勉強でどんな単語帳を使っていましたか?

私はターゲット1900という単語帳を使っていました。

私が使っていたときは、

単語|意味1、意味2、意味3

 というような記載の仕方でした。

pretend |(動)ふりをする、まねをする   ← というような感じです

いわゆる普通の単語帳ですよね。でも、私が受験生だったころから20年以上経ち、単語帳の中身も変わってきています。それは単語+意味で覚えるのではなく、その単語を使った例文も載せて、文章の中で覚えるために英語の例文が載っています。

その方が定着しやすいという研究があったのでしょうか。

pretend |(動)ふりをする、まねをする

He pretended to study. (彼は勉強するふりをした)

という感じです。

例文があった方が定着しやすいなら、フラッシュカードでも単語だけを言うのではなく例文として短文を作って単語の使い方を見せる方がいいと考えました。

今日の授業のまとめ

以上が私がふだんフラッシュカードをしているときの工夫です。

冒頭にも書きましたが、フラッシュカードを日課として取り組むなら、子どもが飽きないように工夫する必要があります。せっかく工夫するなら教育的効果があるような工夫があった方がいいですよね。

それにいつも言っていますが、工夫するにしても目的と手段をごっちゃにしないことが大切です。

今回の場合

【目的】飽きさせない

【手段】工夫する

ということです。

今回のアレンジの意図
  • 数字の形と数字をインプットさせる
  • 文字の形と文字の音をインプットさせる
  • 右脳を刺激する
  • 例文を作って単語を定着させる

この意図をしっかりと意識してお子様とフラッシュカードをしてくださいね。

それでは今回の授業を終わります。

ありがとうございました。

ABOUT ME
1児の数学教師
某国立大附属高校で数学を教えています。 子どもを育てるという部分では高校生も幼児も同じだと思っています。そんな私が自分の子どもにどんな家庭教育をしているのかを発信していきたいと思います。